「ストキャスオシレーター」が勝てそうなポイントで反応してるので検証してみた FX自動売買システムの検証ブログ

ストキャスは皆様にも、馴染みがあるインジケーターです。

一般的な使い方は「売られすぎ」や「買われすぎ」を判断するインジケーターで

20～30％以下で売られすぎ、70～80％以上で買われすぎと判断します。

また、メインがシグナルを上から下にクロスした場合は売り、

下から上にクロスした場合には買いと判断することもできます。

チャートにストキャスを表示すると、20ラインの売られすぎ領域でレートが下降から上昇に

反転している光景によく出会います。

今回はオシレーター系インジケーターの「ストキャス」についてEA化して検証してみました。

今回のEA検証のロジックについて

ストキャスだけのEAとさらに上位足の環境認識を追加したEAで検証を行いたいと思います。

全部でこちらの6パターンロジックのEAとなります。

➊「ノーマル」モード・・・「ストキャス」だけを使用したロジックです。
➋「億スキャ」モード・・・上位足の環境認識として「億スキャFXマルチタイムスコープ」を使用したロジックです。
➌「億スキャ+一目均衡表」モード・・・上位足の環境認識として「億スキャFXマルチタイムスコープ」と「一目均衡表」を使用したロジックです。
➍「フライングドラゴン」モード・・・上位足の環境認識として「フライングドラゴン」を使用したロジックです。
➎「平均足スムーズド」モード・・・上位足の環境認識として「平均足スムーズド」を使用したロジックです。
❻「ドラストFX」モード・・・上位足の環境認識として「ドラストFX」のサインを使用したロジックです。

EA検証のロジックの詳細について

上記のパターン➊~❻についてロジックの内容を文章にすると長文になってしまうので表にまとめました。

各EAのリミットを5~30pipsの複数パターンで検証します。

なお各ロジックのエントリートリガーは「15分足のストキャス」と「1時間足のストキャス」をそれぞれ使用して検証してみました。

買いパターンのみの表記です。売りのロジックは買いの逆と考えてください。

さて、どのパターンの結果が良いか検証してみたいと思います。

検証についてのその他ルールについて

決済の利確は5pips～30pipに設定しました。損切はありません。

同一方向へのエントリーは単発トレードです。両建てはありです。

エントリー後、相場が逆行したらナンピンをします。ナンピンはマーチンではなく、定額ロットでのナンピンです。

EAのバックテスト内容について

上記の手法をEA化してバックテストを行いました。

テスト時間足は4種類、テスト通貨は13種類です。

ブローカー：XM

期間：2020.10.1～2021.10.31

売買ロット数：0.1ロット

初期証拠金：10,000㌦

テスト通貨
AUDJPY、AUDUSD、CADJPY、CHFJPY、EURGBP、EURJPY、EURUSD、GBPJPY、GBPUSD
NZDJPY、 NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY

時間足：5分足、15分足、30分足、1時間足

スプレッド：0.5pips

バックテストに費やした時間：約4日

EAバックテストの結果はこちらです・・・

上位足の組み合わせパターンで利益が最も良かったのは「4時間足のフライングドラゴン」を使用したEAでした。

利益の高い順では

1位：「15分足ストキャス」+「4時間足のフライングドラゴン」

2位：「15分足ストキャス」+「4時間足ドラスト大矢印」

3位：「15分足ストキャス」+「1時間足ドラスト大矢印」

上位3位はすべて「15分足のストキャス」を使用したものでした。

すべてのEAのバックテスト結果はこちらです。
(単利モードの利益額です。各時間足の利益額は15通貨合計となります。1ドル110円で計算しています)

ストキャスだけのEAはイマイチの結果でした。
やはり上位足の環境認識をフィルタに加えないといけないようですね。

「フライングドラゴン」については過去記事をご覧ください。

フライングドラゴンバージョン①
https://fxautotrading.jp/9963/

フライングドラゴンバージョン②
https://fxautotrading.jp/11295/

フライングドラゴンバージョン③【RCIコラボ】
https://fxautotrading.jp/11811/