「億スキャFX」と「スキャルピングFXプロ Ver.4.0」のコラボEAを検証してみた
今回は「スキャルピングFXプロ」をEA化して検証してみました。
「スキャルピングFXプロ」とは
「スキャルピングFXプロ」とは複数のインジケーターを使用したロジックのようです。
こちらのインジケーターを組み合わせて、条件が一致したら買いと売りの矢印が点灯する順張りエントリーです。
使用されているインジケーター
ボリンジャーバンド
移動平均線(4本)
MACD
ADX
RSI
「スキャルピングFXプロ」のチャート画面
「スキャルピングFXプロ Ver.4.0」のエントリーサインでEA検証
まずは「スキャルピングFXプロ Ver.4.0」の買いサインと売りサインに従ってEAバックテストしてみました。
買いと売りの矢印サイン通りにエントリーを行うEAです。EAですので一切の裁量はありません。
利確と損切はそれぞれ10pips固定です。両建て、ナンピンはありません。
バックテストの結果はこちらです
13通貨、4つの時間足で約1年間のバックテスト結果になります。
ほぼ全滅ですね。各通貨、各時間足とも勝率50%を下回っています。
サイン通りのエントリーでは勝てない事がわかります。
こちらの手法はサインに加えて、各トレーダーのスキルは必要のようです。
「スキャルピングFXプロ Ver.4.0」を勝てるようにカスタマイズしてみます
「スキャルピングFXプロ Ver.4.0」の買いと売りのサイン通りにエントリーを行っても勝てないことはわかりました。
上位足の環境認識として
「億スキャFXマルチタイムスコープ」と「一目均衡表」の雲を追加してみます。
エントリートリガーは
「スキャルピングFXプロ Ver.4.0」のエントリーサインを前回と同様利用します。
今回の検証で使用するインジケーターはこちら
❶ 億スキャFXマルチタイムスコープ(4時間足又は日足用)
❷ 一目均衡表(4時間足又は日足用)
➌ 「スキャルピングFXプロ Ver.4.0」サインインジケーター
こちらの3つのインジケーターを組み合わせて、再度EAを作成します。
決済ルールについて
利確は5pips~40pipに設定しました。損切はありません。
その他ルールについて
同一方向へのエントリーは単発トレードです。両建ては無しです。
エントリー後、相場が逆行したらナンピンをします。ナンピンはマーチンではなく、定額ロットでのナンピンです。
EAの検証内容について
上記の手法をEA化してバックテストを行いました。テスト時間足は4種類、テスト通貨は13種類です。
ブローカー:XM
期間:2020.2.1~2021.2.28
売買ロット数:0.1ロット
初期証拠金:10,000㌦
通貨:全13通貨
AUDJPY、AUDUSD、CADJPY、CHFJPY、EURJPY、EURUSD、GBPJPY、
GBPUSD、NZDJPY、NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY
時間足:5分足、15分足、30分足、1時間足
スプレッド:0.5pips
バックテストに費やした時間:約3日
EAのバックテスト結果です・・・
いろいろなパターンをバックテストしてみました。
バックテストした結果をすべて公開は困難ですので、成績が良かったEAをご紹介します。
最も利益が良かったEAは「OkuSca_ScFXPro_3シリーズ」でした。
「OkuSca_ScFXPro_3シリーズ」のロジックはこちらです
買いのパターン
➊ 億スキャタイムスコープD1が赤
➋ 4時間足の雲が上昇中
➌ 4時間足の雲の厚みが〇〇pips以上
➍ 4時間足レート値が雲の上にある
➎ 4時間足レート始値と雲の乖離〇〇pips以上
❻ スキャルピングFXプロ(買いサイン)が点灯
こちらが新しいEAのエントリーポイントになります。エントリー条件が一致すると矢印サインが点灯します。
売りのパターン
➊ 億スキャタイムスコープD1が青
➋ 4時間足の雲が下降中
➌ 4時間足の雲の厚みが〇〇pips以上
➍ 4時間足レート値が雲の下にある
➎ 4時間足レート始値と雲の乖離〇〇pips以上
❻ スキャルピングFXプロ(売りサイン)が点灯
「OkuSca_ScFXPro_3シリーズ」の時間足、通貨別の成績一覧です。
上位足の環境認識は「4時間足の一目均衡表」と「億スキャタイムスコープD1」を使用したものです。
テスターリポートの一部です
プロフィットファクターのベスト10位です
利益額のベスト10位です
このEAをリアルで使用するには
まずは通貨別の利益を見てみましょう。
なんと合計利益は約$448,059㌦にもなります。たった1年での利益です。日本円だと約4,480万円です。
0.1ロットでのトレードですから1ロットだと10倍ですね。(あくまでタラレバの話ですが・・・)
13通貨のテストのうち、13通貨すべての通貨でプラス利益が出て全勝でした。非常に優秀なEAといえるでしょう。
通貨別にみると圧倒的にGBPUSDの利益が大きくなっていることがわかります。
リミットは30pips設定が成績がよいようです。
時間足別、リミット別のEAバックテスト成績
時間足では5分足トレードが利益が高いです。短期足なのでエントリー回数が多いことが理由だと思います。
リミット別ではリミット20pipsと40pipsのEAが利益は大きい結果でした。
上記の考察はあくまで過去相場での考察になります。相場にはリズムみたいなものがあります。
同じ通貨でもリズムが変化しますので、EAで勝てる時と勝てない時があるのはそのためです。
EAを使用する時は、定期的にバックテストして内容を考察し優位性が高い通貨や時間足だけをトレードすることが需要となります。
カスタムしたEAをさらに進化「複利運用」してみました
上記のカスタムEAは「複利」ではなく「単利」の結果です。
今回はロジックは同じで「複利EA」もバックテストしてみました。
「複利」の考え方については別の記事で書いていますので、そちらをご覧ください。
「単利EA」と「複利EA」のバックテスト結果です
結果の前に前提条件です。利益の比較するため、「単利EA」「複利EA」ともに同じ条件で行います。
NZDUSD、5分足、リミットは5pipsで行います。
それでは「複利運用EA」でのバックテスト結果です。
まずは「単利EA」の結果です。
利益は2,295ドル、PFは3.73と好成績のEAです。
こちらは「複利0.3%」の結果です。
利益は14,938ドル、PFは4.04と利益、PFともに上昇しました。
こちらは「複利0.5%」の結果です。
利益は34,994ドル、PFは4.21と利益、PFともに上昇しました。
こちらは「複利1.0%」の結果です。
利益は194,211ドル、PFは4.65と利益、PFともに上昇しました。
利益額は単利EAの84倍と激的な上昇です。
「複利なし」と「複利あり」の資産曲線を比較してみました
こちらは「複利なし」、「複利0.3%」、「複利0.5%」、「複利1.0%」の資産曲線です。
「複利1.0%」の結果が他を圧倒していますね。資産残高10,000ドルがたった1年で202,892ドルに発展しています。
こちらのEAはNZDUSDが相性が良いようです。
「単利」を「複利」に変更するだけで利益は飛躍的にアップしました。
まるで別のEAと思えるほどです。
自動売買EAのパラメーター
各種パラメーターが変更できますので、オリジナルのEA設定が作成できます。
こちらのEAは基本損切はせず、相場が逆行した場合はナンピンを行い、微益で逃げるタイプです。
もし、ナンピンがNGという方にはナンピンを停止して損切を行う手法に変更できます。
EAのパラメーターでナンピンON/OFF機能付きです。
その他、パラメーターでは複利設定、リミット変更、ナンピン値幅、ナンピン回数は自由に変更が可能です。
また、買いと売りそれぞれのエントリー時間の設定も可能です。勝ちやすい時間帯だけのトレードも可能です。
(エントリー時間制限はナンピンは非対応です。エントリー時間設定はお使いのブローカー時刻が適用されます)
サインインジケーター
裁量トレードにはサインインジケーターが活躍します。
条件確定の次の始値でサインが点灯しますのでリペイントはありません。
サインインジケーターのパラメーター設定
エントリーチャンスはアラートでお知らせします。
また、スマホにメールが届きますので、チャートに張り付く必要はありませんね。
こちらで購入可能です
もし、ご希望の商品がない場合はメールにてご連絡ください。
taka.fx.ea2★gmail.com
★は@マークに変更してください。
※あくまで指定期間でのバックテスト結果です。
※実際のリアルトレードでは利益が出ることを保証するものではありません。