「三平式RCIを⽤いたトレード」を検証してみた

「三平式RCIを⽤いたトレード」の検証の依頼をいただきました。

私自身は「三平式RCIを⽤いたトレード」という手法を知らなかったので、いろいろとサイトを調べてみると評価は高い手法のようでした。

今回はこちらの手法をEA化して検証してみることにしました。

「三平式RCIを⽤いたトレード」で使用するインジケーターはこちら

RCI3本のみ

たったこれだけのようです。

値が違うRCI3本で長期足の環境認識とエントリー足のエントリータイミングを行っているようです。

「三平式RCIを⽤いたトレード」のエントリールールとは

買いパターンはRCI3本すべてがマイナス90ラインより下になったらエントリー

売りパターンはRCI3本すべてが90ラインより上になったらエントリー

たったのこれだけです。

バックテスト条件

ブローカー：XM

期間：2020.2.1～2021.2.28の1年間

売買ロット数：0.1ロット

決済ルールがよくわかりませんでしたので、こちらの方で適当に作りました。

決済ルールは2パターンとします

➊　エントリー後、エントリー足の確定で決済するパターン

➋　利確、損切とも30pipsで決済のパターン

こちらの2パターンで検証してみたいと思います。

バックテストの結果です

➊エントリー後、エントリー足の確定で決済するパターン

損益曲線が不規則に上下していて理想の右肩上がりとはいかないですね。

15分足の1年間でエントリー回数は125回と少なめです。利益はマイナスでした。他の通貨の同様な結果となりましたので実弾使用は無理のようです。

➋　利確、損切とも30pipsで決済のパターン

こちらも損益曲線が不規則に上下していて理想の右肩上がりとはいかないですね。

エントリー回数はさらに少なくなって61回しかありませんでした。利益は若干のプラス・・・。

他の通貨の同様な結果となりましたので、こちらも実弾使用は無理のようです。

サイトでは評価は高い手法だったのですが、期待外れの結果となりました。

最大のネックはエントリー回数が少ない点です。15分足で上記のエントリー回数ですので1時間足ではもっと少なくなります。

元のロジックを変更して再度検証してみたいと思います。

「三平式RCIを⽤いたトレード」手法をアレンジしてみた

RCIの90ラインが条件としている点とRCIを3本使用しているので条件が厳しくなってエントリー回数が少なくなっていると思います。

RCIを90から80または70に変更、RCIを3本から2本に条件を緩和して再度検証してみることにしました。

決済ルールについて

利確は5pips～40pipに設定しました。損切はありません。

その他ルールについて

同一方向へのエントリーは単発トレードです。両建ては有りです。

エントリー後、相場が逆行したらナンピンをします。ナンピンはマーチンではなく、定額ロットでのナンピンです。

EAの検証内容について

上記の手法をEA化してバックテストを行いました。テスト時間足は4種類、テスト通貨は13種類です。

ブローカー：XM

期間：2020.2.1～2021.2.28

売買ロット数：0.1ロット

初期証拠金：10,000㌦

通貨：全13通貨
　　　AUDJPY、AUDUSD、CADJPY、CHFJPY、EURJPY、EURUSD、GBPJPY、
　　　GBPUSD、NZDJPY、NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY

時間足：15分足、30分足、1時間足

スプレッド：0.5pips

バックテストに費やした時間：約3日

EAのバックテスト結果です・・・

バックテストした結果をすべて公開は困難ですので、成績が良かったEAをご紹介します。

最も利益が良かったEAは「EASanpei_20シリーズ」でした。

買いのパターン

こちらがエントリーポイントのチャート画面です。

サインインジケーターを作成しました。エントリー条件が一致すると矢印サインが点灯します。

売りのパターン

「EASanpei_20シリーズ」の時間足、通貨別の成績一覧です。

利確5pipのEAは勝率が80%オーバーでとても高い結果でした。

テスターリポートの一部です

プロフィットファクターのベスト10位です

利益額のベスト10位です

このEAをリアルで使用するには

まずは通貨別の利益を見てみましょう。

なんと合計利益は約426,962㌦にもなります。たった1年での利益です。日本円だと約4,269万円です。

0.1ロットでのトレードですから1ロットだと10倍ですね。（あくまでタラレバの話ですが・・・）

特にGBP系が圧倒的な利益になっています。

13通貨のテストのうち、CADJPYのみがマイナス利益で12通貨はプラス利益でしたので優秀なEAといえると思います。

時間足別では5分足トレードが、リミットは20pipsが利益が大きくなっていますね。

自動売買EAのパラメーター

各種パラメーターが変更できますので、オリジナルのEA設定が作成できます。

こちらのEAは基本損切はせず、相場が逆行した場合はナンピンを行い、微益で逃げるタイプです。

もし、ナンピンがNGという方にはナンピンを停止して損切を行う手法に変更できます。

EAのパラメーターでナンピンOFF機能付きです。パラメーターでは利確値、ナンピン値幅、ナンピン回数は自由に変更が可能です。

サインインジケーター

裁量トレードにはサインインジケーターが活躍します。

条件確定の次の始値でサインが点灯しますのでリペイントはありません。

サインインジケーターのパラメーター設定

エントリーチャンスはアラートとメールでお知らせします。

また、スマホにメールが届きますので、チャートに張り付く必要はありませんね。

こちらで購入可能です

もし、ご希望の商品がない場合はメールにてご連絡ください。
taka.fx.ea2★gmail.com
★は＠マークに変更してください。

※あくまで指定期間でのバックテスト結果です。

※実際のリアルトレードでは利益が出ることを保証するものではありません。