億スキャFXと順張り空中浮遊法2のコラボEA【複利モード搭載】

今回はバイナリー手法「順張り空中浮遊法2」をEA化して検証してみました。

私はバイナリーは取引していないのですが、この業界では人気がある手法のようです。

手法についはこちらの動画をご確認ください。

「順張り空中浮遊法2」で使用されているインジケーターは移動平均線（2本）とRSIのようです。

「順張り空中浮遊法2」の基本ロジックは

買いの場合

➊　短期EMAが長期EMAより上にある

➋　2本前のRSIが40以下であること

➌　1本前のローソク足実態が短期EMAより下にあること

売りの場合

➊　短期EMAが長期EMAより下にある

➋　2本前のRSIが60以上であること

➌　1本前のローソク足実態が短期EMAより上にあること

「順張り空中浮遊法2」の基本ロジックは上記となります。

バイナリー手法ですので、上位足のトレンド環境認識はありません。

バックテストについて

決済、その他ルールはこちらになります。

利確、損切ともに5pipsで決済。

その他は両建て、ナンピンはありません。

「順張り空中浮遊法2」基本ロジックのバックテストの結果はこちらです

さすがエントリー回数は多いですが、ん~負けてますね。

EA化すると一切の感情は排除されますので、なかなか勝てないようです。

勝てないようですので、ロジックをカスタマイズしてみます。

カスタマイズの内容としては

上位足の環境認識として

「億スキャFXマルチタイムスコープ」と「一目均衡表」の雲を追加してみます。

エントリートリガーの変更点としては

「順張り空中浮遊法2」基本ロジックに加えて、

➊　短期EMAと長期EMAの乖離（距離）を数値化

➋　短期EMAと浮遊しているローソク足の乖離（距離）を数値化しました。

カスタマイズ後のEAで使用するインジケーターはこちら

❶　億スキャFXマルチタイムスコープ（4時間足又は日足用）

❷　一目均衡表（4時間足又は日足用）

こちらの2つのインジケーターを組み合わせてテストしてみます。

決済ルールについて

利確は5pips～40pipに設定しました。損切はありません。

その他ルールについて

同一方向へのエントリーは単発トレードです。両建ては無しです。

エントリー後、相場が逆行したらナンピンをします。ナンピンはマーチンではなく、定額ロットでのナンピンです。

カスタマイズしたEAの検証内容について

上記の手法をEA化してバックテストを行いました。テスト時間足は4種類、テスト通貨は13種類です。

ブローカー：XM

期間：2020.3.1～2021.3.31

売買ロット数：0.1ロット

初期証拠金：10,000㌦

通貨：全13通貨
　　　AUDJPY、AUDUSD、CADJPY、CHFJPY、EURJPY、EURUSD、GBPJPY、
　　　GBPUSD、NZDJPY、NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY

時間足：5分足、15分足、30分足、1時間足

スプレッド：0.5pips

バックテストに費やした時間：約3日

カスタマイズしたEAのバックテスト結果です・・・

ロジックは合計33パターンのバックテストを行いました。

バックテストした結果をすべて公開は困難ですので、成績が良かったEAをご紹介します。

最も利益が良かったEAは「EAOkuAerial28シリーズ」でした。

買いのパターン

➊　億スキャタイムスコープD1が赤
➋　4時間足の雲が上昇中
➌　4時間足の雲の厚みが〇〇pips以上
➍　4時間足レート値が雲の上にある
➎　4時間足レート始値と雲の乖離〇〇pips以上
❻　短期EMAが長期EMAより上にある
❼　2本前のRSIが40以下であること
❽　1本前のローソク足実態が短期EMAより下にあること

売りのパターン

➊　億スキャタイムスコープD1が青
➋　4時間足の雲が下降中
➌　4時間足の雲の厚みが〇〇pips以上
➍　4時間足レート値が雲の下にある
➎　4時間足レート始値と雲の乖離〇〇pips以上
❻　短期EMAが長期EMAより下にある
❼　2本前のRSIが60以上であること
❽　1本前のローソク足実態が短期EMAより上にあること

カスタマイズしたEA「EAOkuAerial28シリーズ」の時間足、通貨別の成績一覧です

上位足の環境認識は「4時間足の一目均衡表」と「億スキャタイムスコープD1」を使用したものです。

このEAをリアルで使用するには

まずは通貨別の利益を見てみましょう。

合計利益は約$501,543㌦でした。たった1年での利益です。日本円だと約5,015万円です。

13通貨のテストのうち、すべての通貨でプラス利益が出ていますので、とても優秀なEAといえるでしょう。

通貨別にみると圧倒的にAUDJPYの利益が大きくなっていることがわかります。

5分足、リミットは20pips設定が成績がよいようです。

上記の考察はあくまで過去相場での考察になります。相場にはリズムみたいなものがあります。

同じ通貨でもリズムが変化しますので、EAで勝てる時と勝てない時があるのはそのためです。

EAを使用する時は、定期的にバックテストして内容を考察し優位性が高い通貨や時間足だけをトレードすることが重要となります。

テスターリポートの一部です

プロフィットファクターとのトップ10位です

利益額のトップ10位です

カスタムしたEAをさらに進化「複利運用」してみた

上記のカスタムEAは「複利」ではなく「単利」の結果です。

今回はロジックは同じで「複利EA」もバックテストしてみました。

「複利」の考え方については別の記事で書いていますので、そちらをご覧ください。

「複利運用EAについて」

「複利EA」のパフォーマンスについて

プロフィットファクター上位3通貨について、Risk0.3%、0.5%、1.0%の3種類のバックテストしてみました。

その中で最も成績が良かったのはAUDJPYでした。

AUDJPY、5分足、リミット5pipsの複利EAバックテスト結果

こちらは「複利0.3%」の結果です。
利益は10,081ドル、PFは4.39と利益、PFともに上昇しました。

こちらは「複利0.5%」の結果です。
利益は21,628ドル、PFは4.46と利益、PFともに上昇しました。

こちらは「複利1.0%」の結果です。
利益は85,629ドル、PFは4.70と利益、PFともに上昇しました。

利益額は単利EAの40倍と激的な上昇です。

一覧でまとめるとこんな感じです。

「複利なし」と「複利あり」の資産曲線を比較してみました

こちらは「複利なし」、「複利0.3%」、「複利0.5%」、「複利1.0%」の資産曲線です。

「複利1.0%」の結果が他を圧倒していますね。資産残高10,000ドルがたった1年で95,630ドルに発展しています。

「単利」を「複利」に変更するだけで利益は飛躍的にアップしました。

まるで別のEAと思えるほどです。

※なお、すべてのEAを「複利EA」に変更することを推奨するわけではありません。
　「EAの複利化」には注意点がありますので、こちらもご確認ください。
　「複利運用EAについて」

自動売買EAのパラメーター

各種パラメーターが変更できますので、オリジナルのEA設定が作成できます。

こちらのEAは基本損切はせず、相場が逆行した場合はナンピンを行い、微益で逃げるタイプです。

もし、ナンピンがNGという方にはナンピンを停止して損切を行う手法に変更できます。

EAのパラメーターでナンピンON/OFF機能付きです。

複利設定ON/OFFも可能ですので「複利は怖い」という方はOFFにされる事で単利EAとして使用できます。

その他、リミット変更、ナンピン値幅、ナンピン回数は自由に変更が可能です。

また、買いと売りそれぞれのエントリー時間の設定も可能です。勝ちやすい時間帯だけのトレードも可能です。
（エントリー時間制限はナンピンは非対応です。エントリー時間設定はお使いのブローカー時刻が適用されます）

サインインジケーター

裁量トレードにはサインインジケーターが活躍します。

条件確定の次の始値でサインが点灯しますのでリペイントはありません。

サインインジケーターのパラメーター設定

エントリーチャンスはアラートでお知らせします。

また、スマホにメールが届きますので、チャートに張り付く必要はありませんね。

こちらで購入可能です

もし、ご希望の商品がない場合はメールにてご連絡ください。
taka.fx.ea2★gmail.com
★は＠マークに変更してください。

※あくまで指定期間でのバックテスト結果です。

※実際のリアルトレードでは利益が出ることを保証するものではありません。