「FX自動売買で本当に勝てるのか?」「ZIGZAGインジケーターは実際に使えるのか?」そんな疑問を持つトレーダーも多いのではないでしょうか。今回はFXキーストンさんの『移動平均線を使ったZigZagインジケーター』(keys_ZigZag_by_MA.ex4)を自動売買EA化して徹底検証した結果をご紹介します。33パターンのロジックで実際にバックテストした中から、本当に勝てるロジックが見つかりました!初心者でも実践できる設定と共に、その検証結果を惜しみなく公開します。自動売買の勝率を上げたい方は必見です!

 

 

『移動平均線を使ったZigZagインジケーター』の特徴と仕組み

keys_ZigZag_by_MAとは何か?

FXキーストンさんが開発した『移動平均線を使ったZigZagインジケーター』(keys_ZigZag_by_MA.ex4)は、標準のZIGZAGインジケーターとは一線を画す優れたツールです。通常のZIGZAGが単純に価格の高値と安値を結ぶだけなのに対し、keys_ZigZag_by_MAは移動平均線を基準にして高値と安値を判断します。

このインジケーターの最大の特徴は、トレンドの変化を移動平均線との関係から捉える点です。ローソク足の安値が移動平均線より上になると上昇トレンドと判断し、高値が移動平均線より下になると下降トレンドと判断します。これにより、より意味のある波動を捉えることができるのです。

 

keys_ZigZag_by_MAのダウンロードとMT4への導入方法

keys_ZigZag_by_MAインジケーターを使用するには、まずFXキーストンのウェブサイトからダウンロードし、MT4に導入する必要があります。以下にその手順を説明します:

【ダウンロード先】 FXキーストンサイト: https://www.fxnav.net/mt4navi/zigzag_ma/ ページ内の「ダウンロードはこちら」リンクから、keys_ZigZag_by_MA.ex4ファイルをダウンロードできます。

【MT4への導入手順】

  1. ダウンロードしたkeys_ZigZag_by_MA.ex4ファイルをデスクトップなどに保存する
  2. MT4を起動する
  3. MT4のメニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選択
  4. 開いたフォルダ内の「MQL4」→「Indicators」フォルダを開く
  5. 先ほどダウンロードしたkeys_ZigZag_by_MA.ex4ファイルをこのフォルダにコピーする
  6. MT4を再起動する(または「ナビゲーター」ウィンドウを右クリックして「リスト更新」を選択)
  7. MT4の「ナビゲーター」ウィンドウを開き、「インジケーター」→「カスタム」の中にkeys_ZigZag_by_MAが表示されていることを確認
  8. このインジケーターをチャート上にドラッグ&ドロップして使用開始

これで、MT4チャート上でkeys_ZigZag_by_MAインジケーターが使用できるようになります。

keys_ZigZag_by_MAの動きと表示方法

keys_ZigZag_by_MAは、チャート上に以下のような情報を表示します:

  1. ZIGZAGライン:移動平均線を基準にした高値と安値を結ぶライン
  2. 買い・売りの矢印:エントリーポイントを示す矢印
  3. トレンド表示:上昇・下降トレンドの視覚的表示

特に注目すべきは買い・売りのシグナル矢印です。このインジケーターは、ZIGZAGの直近の高値を終値が上回ったときに上矢印(買いシグナル)、ZIGZAGの直近の安値を終値が下回ったときに下矢印(売りシグナル)を表示します。この明確なシグナルが、自動売買EA開発において非常に有用となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

自動売買EA開発と検証方法

自動売買EA開発のアプローチ

keys_ZigZag_by_MAを自動売買に活用するには、このインジケーターが出すシグナルをEAのエントリーポイントとして利用します。今回の検証では、以下のような基本的なアプローチでEAを開発しました:

  1. 基本ロジック

    • 上矢印が出たら買いエントリー
    • 下矢印が出たら売りエントリー
  2. 応用ロジック

    • 上位足の環境認識(トレンド方向)との組み合わせ
    • ボラティリティフィルターの追加
    • 複数の取引戦略(ナンピン、両建て、複利運用など)の検証

 

検証条件とテスト環境

33パターンのロジックを検証するために、以下の条件でバックテストを行いました:

  • テスト時間足:15分足
  • テスト通貨:AUDCAD、AUDCHF、AUDJPY、AUDUSD、CADJPY、CHFJPY、EURAUD、EURJPY、EURUSD、GBPJPY、GBPUSD、NZDJPY、NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY、XAUUSD(合計17通貨ペア)
  • テスト期間:2023年4月1日~2024年4月1日(1年間)
  • 初期証拠金:10,000ドル
  • 取引ロット:0.1ロット
  • その他条件:損切りなし、ナンピンあり、両建てあり、複利あり

これらの条件で、33パターンのロジック、17通貨ペアの組み合わせで、合計561個のバックテストを実行しました。

 

検証したEAロジックのパターン

バックテストで検証した33パターンのロジックは、エントリートリガーや環境認識の組み合わせによって、いくつかのカテゴリーに分類できます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

1. ZIGZAGシグナルのみによるシンプルなロジック(EA_ZigZag_by_MA_01~03) ZIGZAGインジケーターが出す矢印だけでエントリーする最もシンプルなロジックです。他の環境認識を使わずに、ZIGZAGシグナルのみでトレードします。

  • EA_ZigZag_by_MA_01: ZIGZAGの大買い矢印発生時にエントリー
  • EA_ZigZag_by_MA_02: ZIGZAGの大買い矢印または小買い矢印発生時にエントリー
  • EA_ZigZag_by_MA_03: ZIGZAGの大買い矢印と小買い矢印の両方が発生時にエントリー

2. Squeeze Momentumとの組み合わせロジック(EA_ZigZag_by_MA_04~06) Squeeze Momentum LazyBear.ex4というインジケーターをZIGZAGと組み合わせたロジックです。相場のエネルギーと方向性をより精度高く判断します。

  • EA_ZigZag_by_MA_04: 4時間足のSqueeze Momentum買いシグナル + ZIGZAGの小買い矢印
  • EA_ZigZag_by_MA_05: 4時間足のSqueeze Momentum買いシグナル + ZIGZAGの小または大買い矢印
  • EA_ZigZag_by_MA_06: 日足のSqueeze Momentum買いシグナル + ZIGZAGの小または大買い矢印

3. ローソク足パターン認識ロジック(EA_ZigZag_by_MA_07~09) ZIGZAGシグナルに加えて、直近のローソク足の値動きパターンを条件に加えたロジックです。市場のモメンタムをより正確に捉えます。

  • EA_ZigZag_by_MA_07: ZIGZAGの大買い矢印 + 直近2本のローソク間の乖離50pips以上 + 上昇傾向
  • EA_ZigZag_by_MA_08: ZIGZAGの大または小買い矢印 + 直近2本のローソク間の乖離50pips以上 + 上昇傾向
  • EA_ZigZag_by_MA_09: ZIGZAGの大買い矢印と小買い矢印 + 直近2本のローソク間の乖離50pips以上 + 上昇傾向

4. 複合条件型ロジック(EA_ZigZag_by_MA_10など) 上記のさまざまな条件を組み合わせた複合ロジックです。より厳格な条件でエントリーの精度を高めています。

  • EA_ZigZag_by_MA_10: 4時間足のSqueeze Momentum買いシグナル + ZIGZAGの小買い矢印 + 直近2本のローソク間の乖離50pips以上 + 上昇傾向

このように様々なロジックの組み合わせを検証します。

 

 

 

EA_ZigZag_by_MA シリーズ エントリールール一覧表(買いのケース)

    

 

 

 

 

 

 

検証結果:勝てるロジックが判明!

通貨ペアによる勝率の違い

バックテストの結果、最も注目すべき発見は「通貨ペアによる勝率の大きな違い」でした。ほとんどのロジックで、EURAUDが非常に高い勝率と利益を示しました。これは、keys_ZigZag_by_MAインジケーターとEURAUDの相性が特に良いことを示しています。

一方で、USDJPY、GBPUSDなどの主要通貨ペアでは、単純なkeys_ZigZag_by_MA単体のロジックでは勝率が低い傾向が見られました。これは、流動性の高い通貨ペアほど、より洗練されたロジックが必要であることを示唆しています。

 

 

環境認識の重要性

検証結果で明らかになったもう一つの重要なポイントは、「環境認識」の導入効果です。単純にkeys_ZigZag_by_MAの矢印だけでエントリーするよりも、上位足のトレンド方向と一致する場合のみエントリーするロジックが、全体的に高い勝率を示しました。

具体的には、15分足のkeys_ZigZag_by_MAシグナルに対して、1時間足と4時間足のトレンド方向(移動平均線の方向)が一致している場合のみエントリーするロジックが、勝率と利益率の両方で優れた結果となりました。

合計33ロジック、17通貨のバックテスト結果はこちらです。

通貨毎で勝ちと負けがくっきりと区別されていることがわかりますね。

EURAUDはどのロジックでも利益が出ていてロジックとの相性が良い感じです。

 

 

初心者でも実践できる!勝てるロジックの設定方法

検証結果から導いた最強の自動売買設定

バックテストの結果、特に優秀なパフォーマンスを示した5つのEAが見つかりました。これらのEAは初心者でも実践できる設定で、安定した利益を生み出しています。以下が1年間(2023年4月1日〜2024年4月1日)のバックテスト結果です:

EA名 通貨 利益 PF DD
EA_ZigZag_by_MA_01F EURAUD $361,408 3.73 43.5%
EA_ZigZag_by_MA_05t XAUUSD $141,956 2.83 36.3%
EA_ZigZag_by_MA_19F EURAUD $169,080 3.53 30.6%
EA_ZigZag_by_MA_33F AUDJPY $114,741 3.45 44.6%
EA_ZigZag_by_MA_33F CHFJPY $101,587 2.87 42.1%

 

 

※PF(プロフィットファクター):利益と損失の比率。値が大きいほど効率が良い ※DD(ドローダウン):最大の下落率

この結果から、特に「EA_ZigZag_by_MA_01F」が最も高いパフォーマンスを示していることがわかります。EURAUDとの相性も抜群です。しかし、XAUUSD(ゴールド)、AUDJPY、CHFJPYなど、他の通貨ペアでも良好な結果が得られています。

 

 

 

 

 

 

まとめ:keys_ZigZag_by_MAで勝てる自動売買は可能!

検証結果が示す可能性

33パターンのロジック、17通貨ペアでの検証結果は明確です。keys_ZigZag_by_MAは、適切なロジックと設定で使用すれば、十分に勝てる自動売買システムを構築できることが証明されました。

特に、上位足の環境認識と組み合わせることで、その効果は飛躍的に向上します。EURAUDとの相性の良さも、このインジケーターの強みの一つです。

自動売買成功のカギ

最後に、keys_ZigZag_by_MAを使った自動売買で成功するためのカギをまとめます:

  1. 環境認識の導入: 上位足のトレンドと一致する方向にのみトレードする

  2. 相性の良い通貨ペアの選択: まずはEURAUDから始めることをおすすめします

  3. リスク管理の徹底: 小さなロットから始め、複利効果を活用する

  4. 長期的視点の維持: 短期的な勝ち負けではなく、長期的な勝率と利益を重視する

keys_ZigZag_by_MAを使った自動売買は、初心者でも実践可能な効果的な戦略です。この記事で紹介した検証結果と設定を参考に、ぜひ自分だけの自動売買システム構築にチャレンジしてみてください!

 

 

最終的に残ったEAベスト5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※1ドル147円で計算しています。

 

こちらのEAには「複利モード」を搭載しています。パラメーターで複利ONとOFFが切り替えて使用ができます。

「複利」の考え方については別の記事で書いていますので、そちらをご覧ください。

 

こちらのEAに興味がある方は下記アドレスからお問合せください。

 

 

taka.fx.ea2★gmail.com
★は@マークに変更してください。

 

 

※あくまで指定期間でのバックテスト結果です。

※実際のリアルトレードでは利益が出ることを保証するものではありません。

 

 

 

3

By taka

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です