億スキャFXのSMAクロス手法を改良してみた②
過去に「億スキャFXのSMAクロス手法」のEAを作成しました。今回は手法を修正して再度検証したいと思います。
参考:前回の内容
億スキャFXのSMAクロス手法を改良してみた①
https://fxautotrading.jp/10030/
前回の手法について
前回と今回の手法の違いは一目均衡表の使い方になります。
前回の手法はエントリー足の一目均衡表条件を設定していました。
買いのケース
➊ サブウィンド4本のインジケーターがすべて赤色
➋ レート値が雲の上にある
➌ 1本前レート値が、6MAを下から上にクロス
※売りは買いの反対です。
今回の手法について
一目均衡法を4時間足又は日足にセットして上位足のトレンドと雲の厚み、レート値と雲の距離も手法に加えました。
買いのケース
➊ 億スキャタイムスコープ4本すべてが赤
➋ 4時間足の雲が上昇中
➌ 4時間足の雲の厚みが〇〇pips以上
➍ 4時間足のレート値が雲の上にある
➎ 4時間足のレート始値と雲の乖離〇〇pips以上
❻ レート終値が6SMAを上抜け
※売りは買いの反対です。
使用するインジケーター
❶ 6SMA
❷ 一目均衡表
❸ 億スキャFXマルチタイムスコープ
こちらの3つのインジケーターを組み合わせてEAを作成します。
手法のバリエーションについて
新しい手法は4時間足と日足での「一目均衡表」の状態になります。
こちらが今回の手法バリエーションになります。合計20通りのEAを検証してみたいと思います。
決済ルールについて
利確は5pips~40pipに設定しました。損切はありません。
その他ルールについて
同一方向へのエントリーは単発トレードです。両建ては無しです。
エントリー後、相場が逆行したらナンピンをします。
ナンピンはマーチンではなく、定額ロットでのナンピンです。
EAの検証内容について
上記の手法をEA化してバックテストを行いました。
ロジックパターンは75種類、テスト時間足は4種類、テスト通貨は13種類です。
ブローカー:XM
期間:2020.2.1~2021.2.28
売買ロット数:0.1ロット
初期証拠金:10,000㌦
通貨:全13通貨
AUDJPY、AUDUSD、CADJPY、CHFJPY、EURJPY、EURUSD、GBPJPY、
GBPUSD、NZDJPY、NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY
時間足:5分足、15分足、30分足、1時間足
スプレッド:0.5pips
バックテストに費やした時間:約2日
新手法のバックテスト結果です・・・
バックテストした結果をすべて公開は困難ですので、成績が良かったEAをご紹介します。
最も利益が良かったEAは「OkuDra3_11シリーズ」でした。
買いのパターン
➊ 億スキャタイムスコープ4本すべてが赤
➋ 4時間足の雲が上昇中
➌ 4時間足の雲の厚みが10pips以上
➍ 4時間足のレート値が雲の上にある
➎ 4時間足のレート始値と雲の乖離5pips以上
❻ レート終値が6SMAを上抜け
売りのパターン
➊ 億スキャタイムスコープ4本すべてが青
➋ 4時間足の雲が下降中
➌ 4時間足の雲の厚みが10pips以上
➍ 4時間足のレート値が雲の下にある
➎ 4時間足のレート始値と雲の乖離5pips以上
❻ レート終値が6SMAを下抜け
時間足、通貨別の成績一覧です
パット見わかりやすいように、PF実績でランク付けしています。
『優』PF 2.0以上⇒最もお勧めできる時間足、通貨です。
『良』PF1.5以上⇒お勧めできる時間足、通貨です。
『可』PF1.0以上⇒そこそこお勧めできる時間足、通貨です。
『不可』PF1.0未満⇒お勧めできません。使用不可の時間足、通貨です。
テスターリポートの一部です
プロフィットファクターと利益のベスト10位です
このEAをリアル口座で使用するには
まずは通貨別の利益を見てみましょう。
なんと合計利益は約258,425㌦にもなります。たった1年での利益です。日本円だと約25,842万円です。
0.1ロットでのトレードですから1ロットだと利益は10倍ですね。(あくまでタラレバの話ですが・・・)
通貨別で見るとGBPJPYが大きく負けています。このEAのロジックはGBPJPYにはあっていないようですので、エントリーから除外するべきでしょう。
リミット別では30pipsのEAが最も利益が高い結果となりました。続いてリミット20pipsのEA、リミット10pipsのEAの順ですね。
通貨別、リミット別EAの利益額
ではGBPJPYは大きく負けているため、この通貨はエントリー対象から除外することにします。
除外した後の各通貨の利益額一覧です。AUDJPY、EURJPY、GBPUSDは好調な利益を上げています。
GBPJPY以外はどれをトレードしても良いと思います。
こちらはリミット別、エントリー足別の利益一覧です
各EAとも5分足の利益が高い結果でした。5分足はエントリー回数が多くなるため、利益は大きくなる傾向があります。
しかし、それは各通貨ともに破綻する事なく利益が出ているためと言えます。非力なEAでしたら、通貨の大半は破綻してマイナス利益となりますので、
5分足のトレードで利益が大きいということは、EA自体に実力があるといえると思います。
5分足、15分足は大きな利益となっていますので、この2つの時間足をトレードとして考えることできます。
曜日別の成績では
利益が最も高いのは水曜日になります。ダントツに水曜ですね。水曜日は強気のトレード、月曜と火曜はお休みといったところでしょうか。
上記の考察はあくまで過去相場での考察になります。相場にはリズムみたいなものがあります。
同じ通貨でもリズムが変化しますので、EAで勝てる時と勝てない時があるのはそのためです。
EAを使用する時は、定期的にバックテストして内容を考察し優位性が高い通貨や時間足だけをトレードすることが重要となります。
自動売買EAのパラメーター
各種パラメーターが変更できますので、オリジナルのEA設定が作成できます。
こちらのEAは基本損切はせず、相場が逆行した場合はナンピンを行い、微益で逃げるタイプです。
もし、ナンピンがNGという方にはナンピンを停止して損切を行う手法に変更できます。
EAのパラメーターでナンピンOFF機能付きです。
パラメーターでは利確値、ナンピン値幅、ナンピン回数は自由に変更が可能です。
サインインジケーター
裁量トレードにはサインインジケーターが活躍します。条件が確定した次のレート値で矢印サインは点灯します。
矢印サインはリペイントしませんので、安心したトレードが可能となります。
サインインジケーターのパラメーター設定
Mail_A・・・買いサイン発生時にメールでお知らせ
Mail_B・・・売りサイン発生時にメールでお知らせ
Alert_A・・・買いサイン発生時にアラート
Alert_B・・・売りサイン発生時にアラート
エントリーチャンスはスマホにメールが届きますので、チャートに張り付く必要はありませんね。
時間がない方はEAで、裁量派トレーダーの方はサインインジケーターでトレードを楽しむことができますね。
もしご希望の商品がない場合はメールにてご連絡ください。
taka.fx.ea2★gmail.com
★は@マークに変更してください。
※実際のリアルトレードでは利益が出ることを保証するものではありません。