こんにちは。
みなさんはリンダ・ブラッドフォード・ラシュキ(Linda Bradford Raschke)氏をご存じですか。
リンダ・ブラッドフォード・ラシュキは、テキサス大学オースティン校で化学工学の学士号を取得後、初めは石油業界で働きました。
1981年にトレーディングのキャリアに代わって、特に先物取引で大きな成功を収めました彼女は多くのトレーディング戦略を開発し、
その中でも『Street Smarts: High Probability Short-Term Trading Strategies』に詳しく述べられている手法で知られています。
ラシュキはまた、『新マーケットの魔術師』(原題: “The New Market Wizards”)など、彼女のトレーディングのアプローチと成功の秘訣が掘り下げられたいくつかの書籍で特集されています。
・シュワッガーによる書籍では、成功したトレーダーたちのインタビュー、彼女の洞察と経験が共有されています。
今回はリンダ・ブラッドフォード・ラシュキの『MACD手法』をEA化して検証してみたいと思います。
参考:『新マーケットの魔術師』『魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門―ウィザードが語る必勝テクニック基礎から応用まで (ウィザードブックシリーズ) (ウィザードブックシリーズ 1)』
使用するインジケーターは
トレードのエントリートリガーはリンダ・ブラッドフォード・ラシュキが提唱している「MACD」を使用します。
ただしMT4に費用準装備されている「MACD」はメイン線がラインではなく見ずらい為、別の「MACD」インジケーターを使用します。
MT4搭載の標準MACD
今回使用するMACD
リンダ・ブラッドフォード・ラシュキはMACDを提唱していますが長期足のトレンドの把握は触れられていません。
こちらの方で長期足のトレンドを把握する為、いくつかのインジケーターを追加して検証してみたいと思います。
今回検証したロジックは
単純に環境認識がないリンダ・ブラッドフォード・ラシュキのMACDでエントリーするEAと
「MACD」+「長期足の環境認識」を組み合わせた複数バージョンをEA化して検証してみます。
MACDのパラメーターはこちらになります。
No1のEAは環境認識がないリンダ・ブラッドフォード・ラシュキのMACDです。
No2以降は長期足の環境認識を組み合わせた複数バージョンのロジックとなります。
EAのバックテスト内容について
テスト時間足:5分足、15分足、30分足、1時間足
テスト通貨:XAUUSD(GOLD)のみブローカー:EXNESS、プロ口座
期間:2023.11.1~2024.11.1
売買ロット数:0.1ロット
初期証拠金:10,000㌦
損切なし、ナンピンあり、両建てあり、複利あり
EAバックテストの結果はこちらです・・・
合計13ロジックのバックテスト結果はこちらです。
予想はしていましたが
予想はしていましたが、No1のEAは環境認識がないリンダ・ブラッドフォード・ラシュキのMACD手法は勝てませんでした。
手法自体は良いものと思いますが、実際のトレードでは環境認識や微妙な裁量が加わっていると思いますので、単にMACDだけのトレードでは
このような結果となりました。
5分足はどのロジックでも惨敗でした。
15分以降の検証では長期足の使い方で勝敗に差が出ました。
この中で使えそうなものは「EA_Linda_MACD04」です。
15分足、30分足、1時間足ともに勝てていますね。
15分足においてはエントリー回数も多く、頻繁にトレードしています。
「EA_Linda_MACD04」はフライングドラゴンインジケーター日足を環境認識しています。
フライングドラゴンインジケーターは他のEAでもよい成績を出している優れたインジケーターです。
「EA_Linda_MACD04」の詳細
バックテストは全ティックでモテリング品質は99.9%と信頼度は高いものとなります。
こちらのEAには「複利モード」を搭載しています。パラメーターで複利ONとOFFが切り替えて使用ができます。
「複利」の考え方については別の記事で書いていますので、そちらをご覧ください。
「EA_Linda_MACD04」のエントリーロジックとエントリーポイントは下記のとおりです。
画像のように裁量エントリー用のサインインジケーターも作成しました。
サインインジケーターはエントリーチャンスでアラートとメール配信付きですので外出先のスマホでエントリーチャンスを受け取ることが可能です。
サインインジケーターのパラメーター
MACDの各パメーターが変更できます。
短期移動平均線:3期間
長期移動平均線:10期間
シグナルライン:16期間
taka.fx.ea2★gmail.com
★は@マークに変更してください。
※あくまで指定期間でのバックテスト結果です。
※実際のリアルトレードでは利益が出ることを保証するものではありません。