今回はGMMAとストキャスのコラボ企画です。
GMMAについていくつかEAを作成しています。
過去記事はこちらをご覧ください。
GMMAシリーズ「GMMAとADX」をEAで検証してみた
https://fxautotrading.jp/12415/GMMAシリーズ「GMMAとボリンジャーバンド」をEAで検証してみた
https://fxautotrading.jp/12484/
GMMAは相場の環境認識として「FXキーストン」さん作成分を使用します。
こちらがGMMAを使用した相場の環境認識の内容です。
買いパターンは
「長期GMMA」が上昇パーフェクトオーダーサイン点灯中に買いエントリー
売りのパターンは
「長期GMMA」が下降パーフェクトオーダーサイン点灯中に売りエントリー
図でブルーに塗りつぶした箇所が買いのエントリー対象範囲となります。
図でピンクに塗りつぶした箇所が売りのエントリー対象範囲となります。
エントリートリガーはストキャスで
ストキャスは逆張りとして使用されるケースが一般的です。
一般的には、ストキャスが20ラインより下にあると売られすぎなので買いエントリー、
ストキャスが80ラインより上にあると買われすぎなので売りエントリー、
といった使い方ですね。
一方、チャートを見ていると強い上昇トレンド時はストキャスが80ラインに張り付いて
80以上で推移することに遭遇します。
レートは上昇トレンドが継続しているので、この時に売りエントリーを行うと大やけどになってしまいます。
ということで、
今回はストキャスを一般的な使い方の「逆張り」と変則的な「順張り」でバックテストみたいと思います。
今回のストキャスの使用パターンは下記の通りとなります。
➊はストキャスを逆張りとして使用する一般的なパターンですね。
ストキャスの逆張り的な使用ですが、環境認識はGMMAを使用していますので、上昇トレンド時の「押し目買い」を想定しています。
➋はストキャスを順張りとして使用する変則的なパターンですね。
強い上昇トレンドが発生、継続している相場を想定しています。
売りのケースです。
考え方は上記の買いと同じです。買いの反対となります。
今回のEA検証のロジックについて
相場の環境認識はGMMAで、エントリートリガーはストキャスを使用して、ロジックは多数の組み合わせパターンとなります。
特にGMMAは環境認識として使用しますのでエントリー足、1時間足、4時間足のバターンで検証します。
下記が今回のEAで検証するロジックパターンとなります。
図は買いパターンのみの表記です。売りのロジックは買いの反対となります。
検証についてのその他ルールについて
決済の利確は5pips~30pipに設定しました。損切はありません。
同一方向へのエントリーは単発トレードです。両建てはありです。
エントリー後、相場が逆行したらナンピンをします。ナンピンはマーチンではなく、定額ロットでのナンピンです。
EAのバックテスト内容について
テスト時間足は3種類、テスト通貨は14種類です。 ブローカー:XM
期間:2020.10.1~2021.10.31
売買ロット数:0.1ロット
初期証拠金:10,000㌦
テスト通貨
AUDJPY、AUDUSD、CADJPY、CHFJPY、EURGBP、EURJPY、EURUSD、GBPJPY、GBPUSD
NZDJPY、 NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY
時間足:15分足、30分足、1時間足
スプレッド:0.5pips
バックテストに費やした時間:約4日
EAバックテストの結果はこちらです・・・
上位足の組み合わせパターンで利益が最も良かったのは「ストキャスが70ラインを上抜け(買いの場合)」を使用したEAでした。
一般的な逆張りではなく順張りで使用したロジックが成績がよかったので驚きです。
利益の高い順では
1位:「4時間足GMMA」+「ストキャスが70ラインを上抜け(買いの場合)」順張り使用
2位:「4時間足GMMA」+「ストキャスが70ラインを上抜け(買いの場合)」順張り使用
3位:「4時間足GMMA」+「ストキャスが30より下でクロス(買いの場合)」逆張り使用
上位1位から3位はすべて4時間足GMMAを使用したものとなりました。
すべてのEAのバックテスト結果はこちらです。
(単利モードの利益額です。各時間足の利益額は14通貨合計となります。1ドル110円で計算しています)
GMMAはエントリー足ではなく上位足で使用した方が結果は良いようです。
時間足、通貨別の成績一覧です
最も利益が良かった「EAGMMA_sto12」の通貨別、時間別利益一覧です。
リミット5pipsのEA
ポンド系は好成績でした。一方CADJPYとCHFJPYはダメな結果でした。
リミット10pipsのEA
こちらもポンド系は好成績でした。一方CADJPYとCHFJPYはダメな結果でした。
リミット20pipsのEA
リミット30pipsのEA
成績か良かった「EAGMMA_sto12」の考察
「EAGMMA_sto12」についてエントリー時間、エントリー曜日、優位性の通貨について深堀りしてみたいと思います。
エントリー時間足の考察
15分、30分、1時間足の3つの通貨でバックテストを行いました。
バックテストの結果では
➊ 30分足のリミット20pipのEAが最も利益が高い
➋ リミット別のEAでは、リミット20pipsのEAが利益が高い
➌ 各EAとも30分足での使用が利益が高い
通貨別の考察
EA「EAGMMA_sto12」のバックテストでは通貨別の結果に特徴がありました。
利益順ではGBPJPY、GBPUSD、AUDUSDが上位3通貨でした。
一方、CADJPY、CHFJPY、USDJPYはマイナスとなっていて、到底使えないですね。
エントリー時間、曜日の考察
利益額の上位のGBPJPY、GBPUSD、AUDUSDについてのエントリー時間、エントリー曜日の深堀りを行ってみます。
GBPUSDは9時台から15時台の利益額が高い結果でした。19時と21時は負けています。
※日本時間ではありません。XMの取引時間となります。
月曜から金曜まで利益は出ています。全日でトレードOKですね。
月曜と水曜が利益が高いです。
続いてGBPJPYです。
GBPUSDと同じような感じですね。18時(XMサーバー時間)からは利益が小さいのでリスク回避からEAは停止した方が良いかもしれません。
どの曜日でもきちんと利益が出ていますので、曜日によってEAを止めるなどは必要ないようです。
続いてAUDUSDです。
9時(XMサーバー時間)からは利益が出でいます。15時台は大きく稼いでいます。
どの曜日でもきちんと利益が出ています。水曜と木曜が調子が良いですね。
参考にXMサーバー時間はこちらになります。
テスターリポートの一部です
GBPJPY、リミット20pips、15分足
GBPJPY、リミット20pips、30分足
EURJPY、リミット5pips、1時間足
AUDJPY、リミット5pips、1時間足
※1ドル110円で計算しています。
こちらのEAには「複利モード」を搭載しています。パラメーターで複利ONとOFFが切り替えて使用ができます。
「単利」を「複利」に変更するだけで利益は飛躍的にアップしました。まるで別のEAと思えるほどです。
プロフィットファクターと利益額トップ10位のEAについて
成績が良かった通貨&時間足はこちらになります。
プロフィットファクターとのトップ10位です
こちらの成績は複利ではなく、単利での成績となります。
利益額のトップ10位です
自動売買EAのパラメーター
各種パラメーターが変更できますので、オリジナルのEA設定が作成できます。
こちらのEAは基本損切はせず、
相場が逆行した場合はナンピンを行い、ポジションの合計平均単価を計算してプラス利益で決済します。
もし、ナンピンがNGという方にはナンピンを停止して損切を行う手法に変更できます。
EAのパラメーターでナンピンON/OFF機能付きです。
複利設定ON/OFFも可能ですので「複利は怖い」という方はOFFにする事で単利EAとして使用できます。
その他、リミット変更、ナンピンポジションの損切、ナンピン値幅、ナンピン回数は自由に変更が可能です。
サインインジケーター
EAより裁量トレードが良い場合はこちらのサインインジケーターでトレード可能です。
こちらのサインインジケーターはEA「EAGMMA_sto12」と同じロジックです。
「4時間足GMMA」と「ストキャス」の条件一致でサインが点灯します。
条件確定の次の始値でサインが点灯しますのでリペイントはありません。
サインインジケーターのパラメーター設定
オリジナルサインインジケーターではストキャスの値が変更できます。
エントリーチャンスはアラートでお知らせします。
また、スマホにメールが届きますので、チャートに張り付く必要はありませんね。
こちらで購入可能です
もし、ご希望の商品がない場合はメールにてご連絡ください。
taka.fx.ea2★gmail.com
★は@マークに変更してください。
※あくまで指定期間でのバックテスト結果です。
※実際のリアルトレードでは利益が出ることを保証するものではありません。