今回はGMMAとボリンジャーバンドのコラボ企画です。
GMMAについては過去記事をご覧ください。
GMMAシリーズ「GMMAとADX」をEAで検証してみた
https://fxautotrading.jp/12415/
GMMAを相場の環境認識として活用します。
GMMAのインジケーターは「FXキーストン」さん作成分を使用します。
こちらがGMMAを使用した相場の環境認識です。
買いパターンは
「長期GMMA」が上昇パーフェクトオーダーになっていること
売りのパターンは
「長期GMMA」が下降パーフェクトオーダーになっていること
図でブルーに塗りつぶした箇所が買いのエントリー対象範囲となります。
図でピンクに塗りつぶした箇所が売りのエントリー対象範囲となります。
エントリートリガーはボリンジャーバンドで
ボリンジャーバンドは逆張りとして使用されるケースが多いと思いますが、
トレンド中の順張りとして使用することもあります。
今回は「逆張り」のパターンと「順張り」のパターンの両方をエントリートリガーとして使用してみたいと思います。
※レートの終値がボリンジャーバンドの-1σまたは-2σをクロスしたパターン
※レートの高値または安値がボリンジャーバンドの-1σまたは-2σをクロスしたパターンなどです。
今回のボリンジャーバンドの使用パターンは下記の通りとなります。
➊と➋はボリンジャーバンドを逆張りとして使用するパターンですね。
環境認識のGMMAは上昇パーフェクトオーダー中の短期足逆張りエントリーですから、
上昇トレンド中の「押し目買い」を狙ったロジックになります。
➌と➍はボリンジャーバンドを順張りとして使用したパターンです。
強いトレンド発生時はボリンジャーバンドはバンドウォーク状態となり、バンド幅は大きく広がります。
そしてレート高値は+1σまたは+2σに張り付いて上昇していきますね。
その初動を捕らえたロジックを想定しています。
売りの場合は買いの反対となります。
今回のEA検証のロジックについて
相場の環境認識はGMMAで、エントリートリガーはボリンジャーバンドを使用しますがEAで検証するロジックは多数の組み合わせパターンとなります。
特にGMMAは環境認識として使用しますのでエントリー足、1時間足、4時間足のバターンで検証します。
下記が今回のEAで検証するロジックパターンとなります。
図は買いパターンのみの表記です。売りのロジックは買いの反対となります。
検証についてのその他ルールについて
決済の利確は5pips~30pipに設定しました。損切はありません。
同一方向へのエントリーは単発トレードです。両建てはありです。
エントリー後、相場が逆行したらナンピンをします。ナンピンはマーチンではなく、定額ロットでのナンピンです。
EAのバックテスト内容について
テスト時間足は3種類、テスト通貨は14種類です。 ブローカー:XM
期間:2020.10.1~2021.10.31
売買ロット数:0.1ロット
初期証拠金:10,000㌦
テスト通貨
AUDJPY、AUDUSD、CADJPY、CHFJPY、EURGBP、EURJPY、EURUSD、GBPJPY、GBPUSD
NZDJPY、 NZDUSD、USDCAD、USDCHF、USDJPY
時間足:15分足、30分足、1時間足
スプレッド:0.5pips
バックテストに費やした時間:約4日
EAバックテストの結果はこちらです・・・
上位足の組み合わせパターンで利益が最も良かったのは「レート安値が-1σを下抜け(買いの場合)」を使用したEAでした。
利益の高い順では
1位:「4時間足GMMA」+「レート安値が-1σを下抜け(買いの場合)」
2位:「4時間足GMMA」+「レート高値が+2σを上抜け(買いの場合)」
3位:「4時間足GMMA」+「レート終値が+2σを上抜け(買いの場合)」
上位1位から3位はすべて4時間足GMMAを使用したものとなりました。
1位はボリンジャーバンドを逆張りとして使用したもので2位と3位は順張りとして使用したものとなりました。
すべてのEAのバックテスト結果はこちらです。
(単利モードの利益額です。各時間足の利益額は14通貨合計となります。1ドル110円で計算しています)
GMMAはエントリー足ではなく上位足で使用した方が結果は良いようです。
時間足、通貨別の成績一覧です
最も利益が良かった「EAGMMA_BB_7」の通貨別、時間別利益一覧です。
リミット5pipsのEA
ポンド系は好成績でした。一方CADJPYとCHFJPYはダメな結果でした。
リミット10pipsのEA
こちらもポンド系は好成績でした。一方CADJPYとCHFJPYはダメな結果でした。
リミット20pipsのEA
リミット30pipsのEA
成績か良かった「EAGMMA_BB_7」の考察
「EAGMMA_BB_7」についてエントリー時間、エントリー曜日、優位性の通貨について深堀りしてみたいと思います。
エントリー時間足の考察
15分、30分、1時間足の3つの通貨でバックテストを行いましたが、リミット30pipのEA以外は15分足が利益が高い結果となりました。
このEAは15分足に優位性があるようです。どの時間足でもプラス利益でした。
通貨別の考察
EA「EAGMMA_BB_7」のバックテストでは通貨別の結果に特徴がありました。
利益順ではGBPUSD、GBPJPY、USDCADが上位3通貨でした。
一方、CADJPY、CHFJPYは使えないですね。
エントリー時間、曜日の考察
利益額の上位のGBPUSD、GBPJPYについてのエントリー時間、エントリー曜日の深堀りを行ってみます。
GBPUSDは10時台と17時台の利益額が高い結果でした。
※日本時間ではありません。XMの取引時間となります。
月曜から金曜まで利益は出ています。全日でトレードOKですね。
続いてGBPJPYです。
GBPUSDと同じような感じですね。19時(XMサーバー時間)からは利益が小さいのでリスク回避からEAは停止した方が良いかもしれません。
どの曜日でもきちんと利益が出ていますので、曜日によってEAを止めるなどは必要ないようです。
2通貨のエントリー時間のまとめ
上記はの時間別利益一覧はXM時間となります。基準が日本時間と違いますのでわかりにくいため、
日本時間の場合の一覧がこちらです。上記の2通貨エントリー時間別利益を評価しています。
〇がエントリー可、△が利益はあるが大きな利益ではない時間、✖はエントリーを避ける時間です。
EA「EAGMMA_BB_7」の場合
テスターリポートの一部です
GBPJPY、リミット20pips、15分足
GBPJPY、リミット30pips、1時間足
GBPJPY、リミット20pips、15分足
GBPJPY、リミット5pips、30分足
※1ドル110円で計算しています。
こちらのEAには「複利モード」を搭載しています。パラメーターで複利ONとOFFが切り替えて使用ができます。
「単利」を「複利」に変更するだけで利益は飛躍的にアップしました。まるで別のEAと思えるほどです。
プロフィットファクターと利益額トップ10位のEAについて
成績が良かった通貨&時間足はこちらになります。
プロフィットファクターとのトップ10位です
こちらの成績は複利ではなく、単利での成績となります。
利益額のトップ10位です
自動売買EAのパラメーター
各種パラメーターが変更できますので、オリジナルのEA設定が作成できます。
こちらのEAは基本損切はせず、
相場が逆行した場合はナンピンを行い、ポジションの合計平均単価を計算してプラス利益で決済します。
もし、ナンピンがNGという方にはナンピンを停止して損切を行う手法に変更できます。
EAのパラメーターでナンピンON/OFF機能付きです。
複利設定ON/OFFも可能ですので「複利は怖い」という方はOFFにする事で単利EAとして使用できます。
その他、リミット変更、ナンピンポジションの損切、ナンピン値幅、ナンピン回数は自由に変更が可能です。
サインインジケーター
EAより裁量トレードが良い場合はこちらのサインインジケーターでトレード可能です。
こちらのサインインジケーターはEA「EAGMMA_BB_7」と同じロジックです。
「4時間足GMMA」と「ボリンジャーバンド」の条件一致でサインが点灯します。
条件確定の次の始値でサインが点灯しますのでリペイントはありません。
サインインジケーターのパラメーター設定
オリジナルサインインジケーターではボリンジャーバンドの値が変更できます。
エントリーチャンスはアラートでお知らせします。
また、スマホにメールが届きますので、チャートに張り付く必要はありませんね。
こちらで購入可能です
もし、ご希望の商品がない場合はメールにてご連絡ください。
taka.fx.ea2★gmail.com
★は@マークに変更してください。
※あくまで指定期間でのバックテスト結果です。
※実際のリアルトレードでは利益が出ることを保証するものではありません。
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