逆相関トレード「EURUSD」と「USDJPY」EAを検証してみた①
通貨の相関関係とは
ドル円とユーロドルは共にUSDの通貨表記が入れ替わっているので負の相関性(逆相関)があります。
9割程度の相場では、ドル円が上がればユーロドルは下がり、逆にドル円が下がればユーロドルは上がると言われています。
「ドル円が上がればユーロドルは下がる」といった逆の関係性にあるペアは逆相関の通貨ペアと言います。
この理屈がイマイチ理解できない場合は、下記のように考えたらしっくりきます。
たとえば、アメリカで経済に好材料が出たとします。当然ながらドル円は大きく上昇しますね。
ドル円が上がるので「ユーロドル」における「ドル」が「ユーロ」より強くなります。
ということは「ドル」が「ユーロ」より強くなるわけですから、結果「ユーロドル」は下降してしまうということです。
ドルが弱い場合は、この反対になりますね。
使用するインジケーター
① 20SMA
② 億スキャタイムスコープ1Hと4H
エントリールール
今回はEURUSD用のEAロジックになります。
買いパターン
①「EURUSD」の億スキャタイムスコープ1Hと4Hが赤色(上昇)になっている。
②「USDJPY」の億スキャタイムスコープ1Hと4Hが青色(下降)になっている。
③「EURUSD」レート終値が20SMAを下から上に抜ける。
※億スキャタイムスコープとはトレンド状態を色で教えてくれるインジケーターです。
1Hは1時間足のトレンド状態を4Hは4時間足のトレンド状態を教えてくれます。
売りパターン
①「EURUSD」の億スキャタイムスコープ1Hと4Hが青色(下降)になっている。
②「USDJPY」の億スキャタイムスコープ1Hと4Hが赤色(上昇)になっている。
③「EURUSD」レート終値が20SMAを上から下に抜ける。
チャートで表すとこのような感じになります。同じ期間のユーロドル15分足とドル円15分足のチャートです。
ユーロドルとドル円がきれいな逆相関になっていることがわかります。
EA検証結果は・・・
今回のEAは2つの通貨の動きを監視しています。
MT4でバックテストする際は1つの通貨しか読み取ることができませんので、このEAをバックテストで検証することは不可能であることが判明しました。
そのため、フォワードテストで検証するしかありません。VPSを利用してフォワードテストを実行してみました。
EAフォワードテスト条件です
テスト通貨はユーロドル。
テスト時間足は5分と15分足の2つとします。
単発トレードで両建ては無しです。
利確30pips固定です。損切はありません。
エントリー後、相場が逆行したらナンピンをします。
ナンピンはマーチンではなく、定額ロットでのナンピンです。
EAフォワードテスト結果です
テスト開始より1か月が経過しました。1か月経過の成績はこちらです。結構良い成績でした。
0.1ロットのエントリーにもかかわらず、約1か月で10万円の利益になっています。
1ロットだったら利益100万円ですか・・・。ドローダウンがたったの0.57%、とても小さいのがいいですね。
ストレスが溜まらず快適な状態です。PFは9.35でこちらも驚異的な状態です。
曜日別の成績です。木曜が突出してますね。
時間別の成績です。15時と17時が最も勝てていることがわかります。
※時刻はサーバー時刻です。
テスト開始から約1か月ですが、成績は順調です。
こちらのEAは当分テストを行う予定ですので、随時成績はブログで公開していきたいと思います。
今回はユーロドル専用EAですが、他の通貨のEAも作成してテストしてみたいと思います。
taka.fx.ea2★gmail.com
★は@マークに変更してください。
※あくまで指定期間でのバックテスト結果です。
※実際のリアルトレードでは利益が出ることを保証するものではありません。